白蟻や白蟻工事についてのQ&A
現在白蟻被害が全く無く、必要を感じないのであれば、
無理にする必要はありません。
ですが、やらないよりは、やっておいた方が良い工事なのは
間違いありません。
・白蟻調査、白蟻予防工事
・白蟻駆除工事は、それぞれ
・健康診断や予防接種
・手術
に例えられるかもしれません。
◎表向きは健康に見える人が、
・ある時健康診断を受けたところ(※白蟻調査)
・重い病気にかかっている事が発覚し(※白蟻被害を確認)
・手術を受ける(※白蟻駆除工事)
ようなものと言えるでしょう。
もしくは、
◎健康診断を受けた(※白蟻調査)ところ
・特に異常は見当たらなかったものの(※現状で白蟻被害無し)
・重大な病気にかからないようにするため(将来的に白蟻被害を受けないため)
・予防接種を受ける(※白蟻予防工事)
事にも例えられそうです。
過去の震災で、被災された倒壊家屋の多くに白蟻被害があったというデータもあります。
会社の健康診断を受けるくらいの軽い気持ちで良いので、お家の健康診断と思って、一度は白蟻調査,点検を受けてみるのはいかがでしょうか?
健康被害があったという話も聞いた事があります。
ですが、近年一般的に白蟻工事で使用されている薬剤については、薬はほぼ無臭、人体、動物への毒性も極めて低いものが主流です。
当社では、グレネードMC、アジェンダMCという薬剤を使用しています。
しろあり対策協会認定の、安全性、効果共にちゃんと実証されている薬品です。
どちらも効果は安定していて、しっかり長持ちします。
こんなパッケージです↓
実際に長年現場で使用していますが、健康被害や臭いについてクレームが出た事は無いですし、
白蟻予防、駆除効果についても問題無しです。ご安心いただけるかと思います。
(ちなみに、工事者自身も健康診断を毎年受けていますが、特に健康被害は出ていません)
ただし、水生動物には害を及ぼす可能性があるので、魚など飼っておられる方は、当社工事の前にお知らせ下さい。薬剤が水槽などに入らないよう以下の写真のように養生いたします↓
経験上、良い薬剤であれば、かなりの期間効果は持続するものと思われます。
白蟻工事後、10年くらい経っていても白蟻被害が確認されないお家もあれば、残念ながら保証期間終了後、間もなく
白蟻が再発していたというお家もあります。
それでも、薬剤メーカーさんなどによる実験から確実に言えるのは、どれほど良い薬剤であっても、薬剤の
成分(効果)は時間とともに失われていく、という事です。
当社での工事には、5年間の保証期間をお付けしています。
確かに床下が全面コンクリート床の造りですと、床下からの白蟻被害は来にくくなります。
ですが、コンクリートの劣化、変形、伸縮によって1ミリ程度でも
コンクリートに隙間やひび割れが出来れば、そこから白蟻が上がることがあります。
下写真の、細長く囲んだ所が隙間、ひび割れ部分です。
このぐらい狭い幅の隙間でもシロアリは侵入してきます。
※実際にコンクリート床と基礎の隙間から白蟻が侵入してきた例↓
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さらに、タイル貼りの造りの玄関、お風呂、トイレなどの水周りは湿気がこもりやすく、その箇所に接している柱などが白蟻に食べられる事もよくあります。
湿気による水腐れと思っていたら、白蟻の被害だった、というパターンもありますので、
一度白蟻点検を受けて、現状問題ないか、チェックしてみるのはいかがでしょうか。
問題ありませんが、台風や積雪、浸水など、工事当日に危険、荒天が予想される場合は、工事の延期を提案させて頂きます。
お客様の方から当社に、延期をお申し出頂いてもかまいません。
別のお日にちをご提案いたします。
全く気になさらないでください(^^;
そこはプロですし、寒さにも暑さにも対策をして工事に入りますので、ご安心を!
夏場は熱中症を避けるために、途中で少しの休憩、水分補給(※作業員が持参しています)をさせて頂く事がありますが、ご理解をお願いいたします。
やっております!
白蟻は春先〜夏の終わりぐらいまでの暑い時季に特に活発になりますが、寒い時季も含め年中活動しています。
特に近年は、暖冬傾向のためか、冬季でも白蟻が活発に活動しているケースもあります。
実際、2020年の1月に行った現場(岐阜県)では、家の外に置いてあった材木の下にわんさか白蟻が居て、活発に動いてました(^^;)
ですので、どの時季でも、遠慮なく白蟻調査や工事をお申しつけ下さい。
可能です!
その場合は、午前(お客様のご希望時間)にシロアリ点検調査→終了後シロアリ被害状況報告→工事説明、総工事代金お見積り→ご了承後工事開始
となりますので、一日ご予定を空けていただく必要がございます。
工事後、工事代金のお支払いが出来るよう、ご準備をお願い致します。
ご希望のお客様には、訪問日までに、おおよそのお見積もり額をお伝えいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
・4〜6月ぐらいの時季に、家の内外のどこかで羽アリが発生したことがあるかどうか
(シロアリの羽アリは、その限られた期間にしか出ません。多くの場合5月の連休前後の期間に大量発生します)
・家の中の材木に、蟻道(ぎどう、シロアリの通路)やシロアリの食べた痕跡が無いかチェック
実際の現場写真です↓(黒く囲った部分が蟻道です。崩すとシロアリそのものがいる事も)
・家の中や周りの、どこかの木材が以下の写真のようにスカスカ、ボロボロになっていたり、穴が開いたりしていませんか?
しばらく置いていた物を動かした所が、こんな風に剥がれていませんか?
・リフォームなどで壁やタイルをはがした際、柱がこのようにもろく、パリパリになっていませんか?
(わかっている業者さんなら、リフォームの際にシロアリ被害の事を指摘してくれます)
これらの点が思い当たるようなら、まずはシロアリ点検を受ける事をお勧めします。
現在、床上の見える部分に異常がなくても、床下や土間部分など、わかりにくい箇所から被害が進行している事も多いです。
シロアリ工事をするしないは別にして、調査、点検をして現状確認をされてはいかがでしょうか?
いくつか違いはありますが、まず、
◎それぞれが好んで食べる物:
・シロアリ:材木、枯れ木、段ボール、本(紙)など、
木に限らず木を原材料とする物(木の主成分のセルロースを含む物)
・黒アリ:虫の死骸、甘い物、人間の食べた物の食べ残しなど雑食(黒アリの種類によって食べるものは異なります)
しかし木材を餌にすることはない
◎働きアリの習性:
・シロアリ:光や風が苦手で、蟻道と言うトンネル状の道の中を行き来する
普段人目に付く所に出てくる事はあまり無い(全く無いわけではない)
・黒アリ:光、風の当たる所でも活発に活動し、見える形で行列を作り、人目に付く事は多い
このあたりが分かりやすい違いですが、ちょっとややこしいことに、シロアリと黒アリには共通点や似た所があります(^^;)
以下にその点を挙げます。
◎シロアリ、黒アリ共に、
・湿っぽい環境を好む
?・どちらの種類も、羽アリは黒い(これが一番まぎらわしいかもしれません。長くなるので、この点については次の質問をご覧ください)
シロアリの羽アリ
発生時季:4月下旬〜5月いっぱいぐらいまで(5月の連休の辺りに発生する事が多いです)
形状・特徴:羽ばたかない(羽音をほとんど立てない)、羽を大量に落とす。ずん胴(腹にくびれが無い)
黒アリの羽アリ
発生時季:特に決まっておらず、年中いつでも発生する
(過去の現場での経験から。1月に大量発生したお家も。黒アリの種類によって、羽アリの出る時季は異なります)
形状・特徴:羽ばたいて飛び回る、あまり羽を落とさない、腹部分に何ヶ所かくびれがある、
明るい所や電灯に集まる習性がある(走光性)
形状の違いについては、外部サイトになりますが、こちらが分かりやすいです↓
https://www.hakutaikyo.or.jp/faq/1820.html?cattitle=%E7%94%9F%E6%85%8B%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8&catterm=biology
違いや見分け方を説明されても、細かい所が見えにくくてわかりにくかったり、
そもそも虫が嫌いで、じっくり見たくない!というお客様もいらっしゃるかと思います。
お家に出た羽アリが、シロアリか黒アリどっちのものか判別して欲しいという方は、
生きた状態でなくても構いませんので、現物を取っておくか、写真に撮って調査の際にお見せください。
それも難しければ、その虫の大まかな特徴をお聞かせ下さい。
お答えいたします。
湿った木材の中に黒アリが住み着くこともありますが、
黒アリは木材を餌にすることはありませんので、黒アリ自体はお家にとっては無害です。
(黒アリは、甘い物や虫の死骸などを食べます)
ですので、黒アリが出た=必ず白蟻工事が必要というわけではありません。
ですが、黒アリ、シロアリどちらも暗く湿っぽい場所を好むので、黒アリが頻繁、大量に出るお家は、
シロアリが生息していないかチェックしておいた方が安心です。
しかし、黒アリも大量に発生して食べ物に群がったり、人を噛む事もあり、やっかいな存在です。
弊社では、白蟻工事専門ではありますが、黒アリ発生に悩まされているお家の黒アリの活動の痕跡や生息のチェックは、
サービスとして行なっております。
黒アリとシロアリどちらも似た環境を好みますので、黒アリが頻繁に発生するお家は、シロアリ被害も無いかチェックした方が安全かと思います。
お問い合わせはこちら
薬をかけた後なので、かなり弱ってますが。
シロアリの羽アリについては、こちら↓
普通の黒アリの羽アリや、その他羽虫との違いにお気づきでしょうか。
羽が横に張り出していなくて、縦に重なっています。
これが音も無く急に発生したり(大抵は大量に出ます)、この縦型の羽が何枚も落ちているようなら、
その近辺にシロアリが生息しています。
すぐに当社までご連絡を!
この時、羽は取れてしまいます(※左イラスト)
上記のような形で外部から家に侵入してきます。また、羽蟻が近くに居なくても、白蟻の巣は地中にあり、家の塀や基礎よりもっと下の、深い部分から家屋に侵入して来る事も多いです。
何種類もいます。
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、それにQ14に出て来たアメリカカンザイシロアリや、
ダイコクシロアリなどですが、本州で最もよく被害が確認されるのは、ヤマトシロアリ
かと思います。
海に近い地域では、イエシロアリがいます。イエシロアリは強力で、しかも被害の進行速度も早く、相当厄介です。
何度も駆除工事を経験しましたが、大抵が被害甚大で、食べられた箇所を大幅に取り換えしないといけないケースがほとんどでした。
過去にシロアリ点検調査を受けた際、イエシロアリの被害の疑いがあると言われたお家の方は、早急に駆除工事をするよう強くお勧めします!